■表紙
縄胎漆器 「燎」 山本 哲
■特集
被災文化財を救う
東日本大震災を乗り越えるために
■唐古・鍵考古学ミュージアム
弥生時代を代表する唐古・鍵遺跡の出土品がずらりと並ぶ。明るくおしゃれなミュージアム。本物の遺物と凝った模型を眺めると、弥生時代の人々の暮らしがリアルに迫る。
■心の風景
大台ヶ原の紅葉に雪
・写真:井上博道
・文:西村博美
■あかい奈良インタビュー
エッセイイスト 青木奈緒
私にとって、奈良は「大切にとってある場所」なんです。
■古社寺巡礼
松尾寺(大和郡山)
日本最古の厄除霊場として知られるこの寺は、随筆家、白洲正子が「美しい」と称賛した秘仏、千手観音像トルソーが特別拝観出来ると聞き、訪れた。
■忘れたくない 近世・近代 奈良の人−−詩人・野長瀬正夫
「師もなく弟子もなく自由にして孤独」の境涯に身を託してきた一介の老詩徒−−−と自ら称す。 大和が生んだ、近代日本文学界で、いぶし銀の価値を持つ叙情詩人である。
■ものまんだら−−ダンゴ
花見ダンゴと泥ダンゴ
物があふれる 今の世に 先人たちの 置きみやげ 大和の伝わるモノモノの 息吹が豊かによみがえる。
■記紀の迷い道(3)
三輪山信仰は日本国造りの長期ビジョンへの強い思いが込められている。 それは人口政策・食糧政策。
■大和彩食館
奈良で出逢ったしあわせの一皿
イタリアの哲学を閉じこめた、珠玉のアミューズ。−−それはただの水。
■季の瞬−−爽頼
写真:矢野建彦
書: 矢野桃苑
|