記紀の迷い道1-5

記紀の迷い道1-5 page 9/20

電子ブックを開く

このページは 記紀の迷い道1-5 の電子ブックに掲載されている9ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
私たちは三輪山にまつわる神話と歴史の狭間を漂うばかりだ。が、はっきりとは解明されていないことも多い。初期ヤマト王権ともよばれる一大政治勢力が出現する。古事記・日本書紀によると、その三輪山の周辺で、三輪....

私たちは三輪山にまつわる神話と歴史の狭間を漂うばかりだ。が、はっきりとは解明されていないことも多い。初期ヤマト王権ともよばれる一大政治勢力が出現する。古事記・日本書紀によると、その三輪山の周辺で、三輪山は伝説に彩られた山だ。大神神社の摂社、久延彦神社から見た三輪山。大神神社は、「大神」と書いて、「おおみわ」と読むところに、この神社の特別な存在感を感じさせる。三輪山を御神体とし、本殿をもたない古い形を今に伝える。三輪山信仰は国づくりの原点だ蛇であって農耕の神であるオオモノヌシ3ものを神とし、またそこに住まうの美しい円錐形を描く三輪山その昔、三輪山周辺に住む人々が、これするほどかっこいい山だ。その三輪山は穏やかながら、ほれぼいうことになるだろうか。目に見えない世界を差配する神とので、オオモノヌシとは魂の世界、は精霊を意味し、そこに大がつくノヌシの神注1とされる。モノとご祭神、三輪山に鎮座するオオモこの光の神こそが、大神神社の丁重に祀りなさい」。山々の、その東の山の頂に、私をマトの国を青垣のように取り囲むシに対して、その神は答えた。「ヤて祀ればよいかと聞くオオクニヌに協力しよう」と。どのようにし崇あがめるならば、あなたの国づくりた。その神は言う。「私をよく祀まつり、きながら近寄ってくる神があっんでいると、海原を照らして光輝のだろうか…とオオクニヌシが悩たして一人で国づくりができるもできたスクナビコに去られて、は今まで協力して国づくりに励んにこんなことがあったそうな。『古事記』によると、神代の昔海からやってきた光輝く神36